
「しっかり寝ているのに疲れが抜けない」
「なんとなく常にだるい」
そんな状態が続いている方は、もしかすると呼吸の浅さが関係しているかもしれません。
呼吸は、単に酸素を取り込むだけでなく、身体の“回復力”に大きく関わる重要な機能です。
呼吸が浅くなると何が起こるのか?
呼吸が浅くなると、身体は常に軽い緊張状態になります。
これは、自律神経でいうところの「交感神経(緊張モード)」が優位な状態です。
本来、身体は
・活動するときは交感神経
・休むときは副交感神経
とバランスを取りながら回復していきます。
しかし、呼吸が浅い状態が続くと、このバランスが崩れ
・疲れが抜けにくい
・寝てもスッキリしない
・肩こりや首こりが慢性化
・集中力の低下
といった状態につながっていきます。
なぜ呼吸は浅くなるのか?
現代の生活では、呼吸が浅くなりやすい要因が多くあります。
・スマホやパソコンによる前かがみ姿勢
・育児や仕事によるストレス
・忙しさによる無意識の緊張
特に、胸だけで呼吸する「胸式呼吸」が強くなると、呼吸はどんどん浅くなっていきます。
そして、肩が上下するような呼吸(いわゆる浅い呼吸)になると、呼吸はどんどん浅くなってしまいます。
本来は、お腹や肋骨がしっかり動く「深い呼吸」が理想です。
呼吸と姿勢・身体のつながり
呼吸は、姿勢とも深く関係しています。
メカニズム
猫背 → 胸が広がらない → 呼吸が浅くなる
肩が上がる → 首・肩が緊張 → 呼吸が乱れる
このように、呼吸と身体は切り離せない関係です。
実際の施術でも、呼吸を整えることで「身体の力が抜けやすくなる」ケースは多く見られます。
今日からできる胸郭まわりの簡単ストレッチ3選

難しいことをする必要はありません。
まずは、呼吸を深くするために「胸郭(肋骨まわり)」を動かしてあげましょう。
① 胸を開くストレッチ
両手を後ろで組み、軽く胸を開きます。
その状態で、ゆっくり呼吸を繰り返します。
・ポイント
肩に力を入れすぎない
胸が広がる感覚を意識する
→ デスクワークやスマホで丸まりがちな姿勢の改善に◎
② 体側(わき腹)を伸ばすストレッチ
片手を上げて、反対側へゆっくり体を倒します。
脇腹〜肋骨の広がりを感じながら呼吸をします。
・ポイント
息を止めない
吸うときに広がる感覚を意識
→ 呼吸の“横の広がり”を出すのに効果的
③ 胸郭ひねりストレッチ
椅子に座った状態で、上半身をゆっくり左右にひねります。
ひねった状態で深呼吸を行います。
・ポイント
無理にねじらない
呼吸と一緒にゆっくり行う
→ 背中側の動きが出て、呼吸が深くなりやすい
最後に
これらを行うときは、
「ゆっくり吐く」ことを意識するだけでOKです。
・4秒吸って、6〜8秒吐く
・吐くときにお腹がへこむ感覚
この意識を加えるだけで、ストレッチの効果は大きく変わります。
1日数回でも続けることで、呼吸は少しずつ深くなり、身体もリラックスしやすくなります。
呼吸は、意識しないと見落とされがちですが、身体の状態を大きく左右する大切な要素です。
「疲れやすいのは年齢のせい」
「忙しいから仕方ない」
そう思う前に、一度当院へご来院ください。
整った呼吸は、回復力を高め、日常をより楽にしてくれます。