2020年ウイルス騒動が始まってから、社会のこと歴史のことを学ぶにつれて「食と健康」についても考えるきっかけになりました。
日本に生まれて今まで何も考えずに食べていた食べ物がモノによっては人体に有害な被害をもたらしていることを全く考えていませんでした。
耳が痛いことで申し訳ありませんが、ここで皆さんにお尋ねします。
「安易にファーストフードやコンビニ食を食べていませんか?」
「少しでも安い野菜や食品を購入していませんか?」
「お子さん連れてマ〇ド〇ルドによく行きませんか??」
なぜか昔から日本の食べ物は安全と言われてきました。私も信じていた一人です。
海外旅行が好きなので、多くの国に行きましたが、日本のガイドブックなどに現地の生野菜は食べない方がいいとよく書いてありました。
しかし、調べると逆に海外からみた日本に対しても同じことが言われていることを知ったのです。
それだけ海外からすると、日本の農薬や添加物の量の多さは異常のようです。
でもほとんどの人は知らないか、知っていても無添加や無農薬の商品が高くて手を伸ばさないのも事実です。
この日本は、農薬の使用量も世界トップレベルに使用されており、食品添加物も世界一を誇る添加物大国へと上り詰めています。
その理由は、様々なことが考えられますが、一番に、戦後からの食の変化が原因かと思います。
戦争に負け、アメリカから小麦を中心とした強制的な食品や農薬の輸出などもあり、それから食べ物が作り出す病が増えてきました。
それがふくらみにふくらみ、今や、「おいしければいい!」という考えが優先され、添加物で食品を加工しまくり、もはや食べ物とは言えない状態のものがスーパーに並び、「食」への意識が低下してしまったのです。
そして、
大企業を中心とした外食産業の発展、「食」に対する欲望の強さ、そして、欧米の食事を真似する様になった「食の変化」が始まりました。
戦前江戸時代の日本の食事は「玄米と発酵食品、魚、季節のお野菜」がメインであったにも関わらず、大きな変化を遂げてしまったのです。
日本は先進国で唯一「がん」が増加している
「日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡している。」とも言われています。
日本は日本人の死因で最も多いがんに大きな問題があります。それは、がんによる死亡者数が増加しているのは先進国では日本のみであるという問題です。
国立がん研究センターのデータ によると、がんによる死亡者数は2000年の約29.5万人から2017年は37.3万人と1.26倍に増加。
がんと新たに診断された人は2000年の53.2万人から2016年は99.5万人と1.87倍に増加しています。
一方、先進国の欧米では毎年がんの死亡者数は減少しています。
WHOのデータでアメリカと比較すると、10万人あたりの新規患者数は、日本は2010年に266人と2000年に比べて15%増加。
一方、アメリカは303人と同期間に7%減っています。
このように日本はがんの死亡者が異様に増加しているのです。
添加物世界一の日本
食品添加物は、食品を加工・保存する目的で利用されるものであり、食品添加物が全て悪いと言うわけではないと思います。しかし、気をつけなければならないのも事実です。
他の国では禁止や規制されている添加物が日本では平気で使われている場合が多いのも事実です。
そして、食品添加物は各国によって使えるものが決まっており、その種類が限られています。
世界の国ではどのくらいの種類の添加物が使われているのでしょうか?
■食品添加物が許可されている種類
・アメリカ:約130種類
・ドイツ :約60種類
・フランス:約30種類
・イギリス:約20種類
アメリカが多いのは、昔からカラフルな食べ物やファーストフードが多いイメージも強いので、添加物が多いイメージがあります。
しかし、これを見るとヨーロッパの食品がどれだけ安全なのかもわかると思います。
オーガニック先進国である欧米諸国やEU諸国などに比べて日本は食品添加物の許可数が多いのです。
一体どれぐらいの数が許可されてるのでしょうか?
日本における食品添加物の認可数は?
日本で使用されている食品添加物の数は約1600種類です!!
日本では現在「天然」「合成」といった区別をすることなく有効性を科学的に評価し厚生労働大臣が認めたものを食品添加物として許可されます。
しかし。この数は日本と他の国では大きな差があるのです。
日本の食品添加物に対する許可数の多さは、正直各国における定義や安全基準の違いから一概には比べることができないことも事実ではありますが、それにしても多い。。。
オーガニック先進国である欧米の基準のほうがはるかに食に対する意識が高い人々だと理解できるかと思います。
どうしてここ日本でこれだけの数の食品添加物が増えたのかと調べると、大量生産大量消費と言う過去の概念があります。
顧客に他店より1円でも安く売ろうとするスーパーなどがメーカーと相談しコストダウンを図るために大量の添加物を入れたと言われています。
要するに消費者を犠牲にして、価格競争に勝つために消費者の健康は後回しになってしまったのです。
その結果、何が起きたのか。。。
日本では病氣が著しく増え続けているのです。
がん、心疾患、糖尿病、肥満、アレルギー、うつ、自閉症などの精神障害、自己免疫疾患・・・
食品添加物の数の多さと病氣が増えていることの因果関係ははっきりとは証明されてませんが、戦後大きく変わったものとして「食の変化」は大きな一つではないでしょうか。
ここで大切なことは、「自分や家族の健康は自分たちで守る」と言うことです
少々値段が高くても将来の医療費を考えれば、農薬や添加物の少ない商品を購入することは将来のメリットが大きいと考えています。
子どものためにも安全なものを食卓へ。