今日は、「名前とセルフイメージ」についてお話ししていきます。
名前は自分のセルフイメージに大きく関わっています。
大勢の人が話しているガヤガヤした場であっても、自分の名前を呼ばれると、ハッと気づきませんか?
それだけ、名前と自分自身は意識下で強く結びついています。
名前はあなたのを写していると言ってもかまわないわけですが、その写像である名前に気を込めることで、セルフイメージとエネルギー状態を引き上げる方法をお伝えします。
これは体力だけでなく「氣」が大切という話です。
また、「気」「氣」という漢字一つを取ってみても宿るエネルギーが違います。
「 氣 」と「 気 」の違いは米と〆です。
「 米 」は末広がりで八方に広がることを意味しています。
エネルギーのあるべき姿は全身から放出されること。
そう考えると、本来のエネルギーとしてあるべき字が「 氣 」なのです。
「 気 」の場合ですと、エネルギーを〆(しめる)となり、エネルギーが押さえ込まれているような感覚となります。
米を使っている理由としては、米というのは、わたしたち日本人にとってはエネルギーの源です。
米を食べると元氣になる。
このことからもエネルギーを意味する「 氣 」の中に「 米 」という字があることは必然であり、わたしたち日本人にとっては当然なことなのです。
ネームストーリー
本題に入ります。
あなたの名前は、何度も書き、目にし、生まれてから死ぬまで今後も繰り返し呼びかけられることになります。
歴史的に見ても、昔の武士や大名は成長や立場が上がるタイミングで名前を替えていきました。
たとえば、豊臣秀吉は
日吉丸→木下藤吉郎秀吉→羽柴秀吉→平秀吉→藤原秀吉→豊臣秀吉
と改名したとされています。
名前を変えることは、人生のステージを変えることでもあったのです。
現代では結婚を除いて名前そのものを変えることはほぼありませんが、名前が持つ意味をアップグレードすることは可能です。
そのためにお伝えするのがネームストーリーと呼ばれる手法で、あなたの名前にエネルギーを持った意味を込めるものです。
セルフイメージとエネルギーを高めることで成果が出やすくなる下地を作る方法です。
また日常生活から今後の人生においてもネームストーリーを創ることは非常に大切です。
なぜならあなたから溢れる 氣=エネルギーに関わるからです。
では、具体的な方法をお伝えします。
具体的な方法
まずはあなたの名前のそれぞれの字の意味を調べます。
私の場合なら、
「渡」「辺」「哲」「史」
でそれぞれ調べます。
Googleで自分の文字をそれぞれ検索すると、文字の意味や成り立ちを説明しているサイトが出てきます。
また、文字は分解してもかまいません。
たとえば、「哲」を上側の(「折(セツ)」)と下側の「口」くちへんに分けてそれぞれの持つ意味を見るということです。
こうしてそれぞれの字の意味を調べたら、それらをつなげてストーリーを作ります。
なお、名前がひらがなの場合は当て字で漢字を使っても大丈夫です。
あるいは、文字から受けるイメージをストーリーに入れても構いません。
その文字を含む言葉や人名・地名等を連想するのもありです。
こうしてそれぞれの文字に意味をもたせ、それをつなぎ合わせてストーリーにするのですが、一文字目から順番に繋げる必要はありません。
文字の順番はランダムでも大丈夫です。
なかなかイメージしづらいと思うので、私の名前でネームストーリーを創ってみます。
まず、「渡」は、成り立ちとして「わたる」の意味がある「度」に水を表す「氵(さんずい)」を組み合わせて、水の流れを「わたる」を表す。
「行動力」の意があります。
自由にあちこち渡り歩く行動力を持ち、自ら決めた人生の目標となる大海原をも無事に渡っていける前向きな人にという力強いイメージでした。
「辺」は あたり。ほとり。付近。国の境。果て。
どこか場所をイメージしているという意があります。
「哲」は、「折(セツ)」と「口」に分けて、「折(セツ)」は絡み合った複雑な物や事がらをバラバラに分離させるの意味。
「口」の象形と組合せ、言葉で道理を「明らかにする」の意を表す。知性と才気を感じさせるイメージの漢字。
物事を深く考え、豊かな教養を持ち、頭の回転の速さを生かして、人のために素早く動くことのできる人になることをという意でした。
「史」は、「歴史」「日本史」「史料」「史遷」など「史」を使った言葉から「未来を切り開く」という意があります。
自分で書いていて不思議なのですが、まさにこれは私の目指していることを表しています。
私は海外を一人旅したり、いろんな国を知ることが好きであることや、新しいことに取り組むことが好きな気質です。
そしてまさに現在取り組んでいることが、教育移住と語学習得を目的に家族で海外移住を計画しております。
名古屋から沖縄、そして次は海外へ。
正に国の境へ「渡る」
私のネームストーリー
これで私のネームストーリーを作ってみると、
渡
→旅をするように自由に渡り歩く行動力を持ち、自ら決めた人生の目標となる大海原をも無事に渡っていける前向きな人、
辺
→世界の果てまで道理を追求し、
哲
→物事を深く考え、豊かな教養を持ち、頭の回転の速さを生かして、周りのひとへ影響を与える
史
→未来を切り開き、歴史に名を残す存在でありたい
というストーリーができました。
自分のネームストーリーを構築することで、エネルギーがとても高まりました。
命名してくれた亡き父からのメッセージのようにも感じ、感慨深いものがありました。
私は昭和の時代の流れ、つまり良い大学から大企業に入って生涯勤め上げるという道から外れ、個人で事業を始め、いずれ海外へ移住することを決めました。
また、日本人は日本で暮らすのが普通、といった旧来の生き方から外れ、さらに特定の国に依存しない生き方を目指しています。
しかし、当然日本で生まれてお世話になったという気持ちを強く持っています。
これをまだ目指していることになりますが、その想いと連動したストーリーを名前に見い出すことができました。
まるで最初から決められていたかのように。
自分の名前にこうしてストーリーを込めることで、思い出すだけで、氣=エネルギーが上がります。
氣の高い状態を保つことで、名乗る時、自分の名前を書く時、名前を呼ばれる時等、様々なきっかけでエネルギー状態の高い時に立ち返りやすくなります。
もちろん、エネルギーが上がらないストーリーを作っても意味がありません。
氣が引き上がるストーリーを作ることを意識してください。
また、今回のネームストーリーは正解があるわけではありません。
都合の良い解釈をしても、多少強引な解釈をしてもまったくかまいません。
あくまで、あなたのエネルギーを高めることが目的なので、自由な発想で難しく考えずに取り組んでみてください。
完成したら、時間を置いて何度か読み返しておくと脳にしっかりあなたのネームストーリーが定着します。
エネルギーを高めるために活用してください。
本日も最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。